両親ともに歯科医師でしたので、自然な流れで歯科医師を目指すようになりました。また、子供の頃はプラモデル作りが好きだったので、被せ物や入れ歯の作製に興味を持ったのもきっかけの1つです。

高槻市は私の地元で、お世話になった歯科医師の先生や歯科技工所の社長がおられたということ、そして周辺に先進的な歯科医療を実践されている先生が多かったということ、そうした理由から高槻市を開業場所として選びました。

ましも歯科診療所の開業は昭和61年ですので、昭和、平成、令和と3つの時代にまたがって診療を続けてきたことになります。こうして長く続けてこられたのも、周辺地域にお住まいの方々のおかげだと感謝しています。

当院があります高槻市真上町にお住まいの方々は、昔からデンタルIQ（歯の知識）が高い方が多く、今でこそ予防歯科の重要性が広く言われていますが、以前からご自分のお口をきれいに保とうとされる方が多かったです。

そうなりますと、当然、当院としても予防歯科に力を入れて取り組むことになりますので、「時代を先取りしていた」というわけではありませんが、今のように注目を集める前から予防歯科は積極的に行っていました。もちろん、今もその姿勢に変わりはありません。

多いです。「痛みをとるだけ」というような応急処置的な治療をご希望になる方は全体的に少なく、皆様、熱心に定期メンテナンスに通われています。当院としてもそうした思いにお応えするために、歯を病気から守れる治療、できるだけ歯を長持ちさせられる治療を心がけています。

設備・機器については、予防・メンテナンス用診療チェアを設置したり、CT、マイクロスコープ、エアフローといった機器を導入したりするなどの様々なこだわりがありますが、一番こだわっているのは「お水」です。

あまり知られていませんが、実は歯科医院の診療チェア内のウォーターライン（水配管）は不衛生な状態になりがちです。先の器具・機材にいくら消毒・滅菌に力を入れても、大体のお水が不衛生では安心・安全な歯科治療をご提供することはできません。当院では「エピオス除菌システム」を導入し、「タンパク質分解型除菌水ポイックウォーター」を通水させて診療チェア内を常に無菌で清潔な状態に保っています。加えて3台の診療チェアには、それぞれ内部を自動で洗浄・殺菌する機能が搭載されています。

こうした取り組みの結果、国の法令よりも厳しい基準を設けている「特定非営利活動法人POIC研究会」から「歯科治療水安全認定施設」の認定を受けています。この認定を受けている歯科医院は近畿では珍しいです。

お口の病気予防と、きちんと噛めるようになるための治療に力を入れています。一番大事なのは病気予防で歯を残すことですが、残念ながらそれがかなわず歯を失った場合でも、できるだけまわりの残存歯に負担をかけず、きちんと噛み続けられるように治療することを心がけています。

きちんとものを噛んで食事することは、健康長寿に繋がると考えています。反対にいくら歯がたくさん残っていても、きちんと噛めなければ健康で幸せな毎日を送るのは難しいのではないかと思っています。では「きちんとものを噛んで食事するためにどうすればいいのか？」と言うと、そのための予防であり、そのための詰め物・被せ物、入れ歯、インプラントなどの治療なのです。

皆様のご要望をしっかりお聞きしますので、是非、当院でお口を健康にしていただきたいと思います。今は問題なくても、年齢を重ねるごとにお口の中で様々なトラブルが起こるようになるものですので、60歳までに病気があればそれをきちんと治し、お口を健康な状態にしておいて、その先の人生を迎えるようにしてください。